師走コール

12月のカレンダーを見ながら。
テーブルマウンテンのような台形状の山の上から、するんと落ちそうな気持ちになっていた。「師走!」「師走!」
コールが怖い。12月の、ひとを焦らす感じがえぐい。

でも次のカレンダーを開いてみると1月はふつうに、当たり前にやってきて、月曜日には仕事もあったりして、時間は延びていく。人生はつづいていく。悲しいことやつらいことがあっても、そう簡単に止まってはくれないし、時は淡々と流れる。時間の流れ方は相対的だけど、流れていく時間というのは絶対的だ。
台形状の山から落ちて、次の台形状の山のうえをまたするするとすべり始める。生きるというのはそういうするするすべりの積み重ね、なのかなあ。区切りなんてねえ。

去年今年貫くなにか得体のしれない大きなものへ。生かしてくれて、ありがとうございましたー。来年も生きてやる。